写真徒然
初出 2004年2月
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL
 
H8 超々広角ズーム
 
SIGMA 12-24mm
先日、いま話題の超広角ズームSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 を買いました。
ニコン用とキャノン用は昨年11月から発売されていましたが、ペンタックスKマウント用レンズは当初の発売日が延期されたり予約待ちが多かったりで、今月初め、ようやく手にする事ができました。

でも、待った甲斐はある期待通りの凄いレンズ。特に建築写真を撮る上では、もう手放せないという感じのレンズです。
なんと言っても凄いのは超広角12mmで、しかもズームレンズなのに、歪曲収差がまったくといって良いほど見られない事。
さすがに20mmから望遠側(24mmでも広角なのに、この言回しには書いていて違和感を覚えますが・・)ではイトマキ収差が目立ってきますが、12-20mm間は数多ある単焦点広角レンズ凌ぐ歪曲収差補正が成されたレンズです。

愛機LXに装着した12-24mm F4.5-5.6。
前玉はほとんど半球状で、なかなかのド迫力。
買ってからは会う人ごとに(さりげなく自慢げに)見せびらかせていますが、ファインダーを覗かせた時のリアクションは、例外なく皆、ぶったまげ!という感じで、見せるのが癖になりそう。(^^)
SIGMA Web Site
http://www.sigma-photo.co.jp
もちろん端部の描写性能や開放F値の暗さ(それでもコシナの12mmF5.6よりも明るい)など単焦点レンズに及ばない点も多々ありますが、12群16枚というレンズ構成の割には抜けもよく、それになんと言っても、実売価格7万円前後で超々広角の世界が楽しめるわけですから、シグマって偉い!という思いです。

手に入れてまだ2週間程度という事もあり、たいした写真も撮れてはいませんが、このレンズの世界をご紹介、ということでいくつかの写真を取り上げながらコメントして行きます。
尚、下に掲載する画像は、全てフジSUPER400ネガフィルムで撮影後、Scan Dual IV にて直接スキャニングしたもので、特記以外はほぼノートリミングです。

中津 12mm
中津 阪急電鉄大鉄橋
12mm端
中津 24mm
24mm端
下の写真は中央の矢印看板の像面積をほぼ一定にした場合、12mm端と24mm端でパースペクティブ(前景・背景の見え方)がどう変わるか試した写真です。
こう並べると24mmがまるで標準50mmレンズかのように感じられてしまいます。
池田 12mm
12mm端
池田 24mm
24mm端
右写真は、「富田の家 II」の竣工写真撮影の際に撮影したもの。
おそらく15mm大くらいの画角。
建築写真」の章で書いているトリミング手法を使って垂直線が倒れないように撮影した後、トリミングしたものです。
左下がトリミング前の元画像。

左右両端の垂直線をよくよく見ると、わずかにイトマキ収差が見て取れますが、ほとんど気にならない程度で、これなら建築写真用として充分に通用する性能です。

2007年6月追記
サイトリニューアルに伴い、この部分の画像と説明文はより適切なものに入れ替えました。
下は奈良県吉野町にある製材所でのスナップ。
拡大画像を用意しましたので、描写性能などをご覧になりたい方は画像をクリックしてみて下さい。
ちなみに、中央の丸太からフィルム面までは50cmくらい。一応、近接撮影です。
拡大画像 seizai_large.jpg 4500×3000pixel 2.5MB
DiMAGE Scan Dual IV によるネガスキャニング マルチサンプルスキャニング 4回
3200dpi 8bit Auto Dust Brush on アンシャープマスク: 175% しきい値 6
PENTAX LX SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL 12mm端 F8.0 絞り優先AE
フィルム: FUJI SUPER400(SP400) ノートリミング JPEG 80%
製材所
まだまだ、フィルム6本を使った程度なので大したコメントも書けませんが、先にも触れたように、「ほんまに建築写真以外では、使いこなすのが難しいレンズやなあ」というのが、今の時点での正直な感想です。
まあ、でも、このレンズにしか表現できない世界が歴然と在るわけで、そんな世界に踏み込んで自分なりのスナップを撮ることができれば・・・。
そんな風に思わせられる魅力(魔力)を持つレンズです。

2007年6月追記
以来、多くの撮影に携帯したレンズですが、感想としてはやっぱり同じ「建築写真以外では、なかなか使いこなせない」・・・まあ、私自身の技量不足も多々ありますが。(^^;